トリートメントでベタ付くのはシリコンの影響なの?特性を知るのが解決の決め手

トリートメントしてるんだけど毛先はまとまらない、その割にはトップの地肌近くはベタッとしてる。これを「しっとり」というのか?と感じたことがありませんか。それはシリコンの影響の1っですね。このままだと根本ベッタリ毛先はバサバサで、すれ違う人が「ん~この人頭洗ってんのかな~?」てな事に成りかねません。

正しいトリートメントの選び方や、べたつかせずに潤うヘアケアーが必要ですね。さあ実践しましょう、艶髪トリートメント習慣。

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トリートメントとコンディショナー・リンスの違いは?

洗う役目はシャンプー1っですが、整える役目は、リンス、コンディショナー、トリートメント、と3っ有りどれを使えばいいのでしょうか?

一般的にセット売りされているので悩む必要も無いのですが、リンスは髪を引き締め表面に膜を貼る役目をします。コンディショナーは髪に必要な成分を補ってくれます。トリートメントは髪に栄養分を与え状態を良くしてくれます。

効果の強さからいうと、弱:リンス →コンディショナー→トリートメント→強、の順ですね。軽い感じの仕上がりだとリンス仕上げ、しっとりした仕上がりだとトリートメント仕上げの方がいいでしょう。

ベタ付きの原因は?

ベタ付きの原因でまず考えられるのは、トリートメントの保湿効果と油分が強すぎる事、それと濯ぎが十分でない事がかんがえられます。髪の毛を思いやる気持ちが強すぎて持続性の高いトリートメントや、付ける量が過剰なのかもしれません。もっと軽い仕上がりのトリートメント、もしくはコンディショナーに変えて付ける量を減し濯ぎを十分にしましょう。

もう1つの原因はシャンプーです。コスト面から安価で洗浄力の強いシャンプーを使うと髪の毛はボロボロになってしまいます。そこで強い保湿剤シリコン剤を使って艶感としっとり感を出します。そうすると髪に対するダメージは大きい割には洗浄力が無く、頭皮や髪についた汚れや皮脂が取れないままになります。

その上にトリートメントの保湿剤とシリコン剤が積み重なって行き「汚れ・皮脂+保湿剤・シリコン剤」のW効果でベタ付きの原因になります。なので汚れや皮脂を落とすことの出来るシャンプーでリセットし、素髪の状態にして保湿力控えめなトリートメントで、髪に栄養分を与えることが出来たら最高だと思います。

シリコンの影響って!?

化粧品によく使われる「シリコン」よく耳にすると思います。このシリコっていったい何でしょうか?

簡単に言うとコーティング剤、艶出しです。トリートメントの場合ほとんどの商品に入っていす。傷んでバサバサの髪でもシリコン剤配合の商品を使うと、絡みやキシミも無くなり櫛通りも良くなります。外部からのダメージも軽減されるので枝毛の心配も減ります。

反対に強いコーティング効果のためブローが効かなかったり、カールアイロンで髪を巻いてもカールが出にくいという影響がでます。さらにヘアーカラーやパーマをしても強いコーティング効果で薬剤をはじきカラーの色が入らなかったり、パーマがかからないという影響があます。(笑)

打開策としては美容室でシリコン除去をしてもらうか、手荒な方法ですがボディーソープでシャンプーするかです。キッシキシになりますがある程度取れてくれます。*(仕上げは軽めのトリートメントかコンディショナーを使って下さい。)

あとはシリコンの質にもよりますが、シリコンは健康毛が大好きです。町中でたまに見ますが頭頂部はツヤッツヤ(べったり感有り)なのに毛先はバサバサ、これもシリコンの影響といえます。

シリコンは健康毛への馴染みがいいのです。ダメージ毛にも馴染みはいいのですが、ダメージ毛の場合キューティクルが開きっぱなしな上、ダメージホールの大きさに対してシリコンの粒子が小さく、一旦馴染んでも抜けてしまい結果、頭頂部はツヤッツヤなのに毛先はバサバサとなってしまいます。

ここまで来ると処置は難しく、出来れば一度ダメージ部分をカットした方がいいですね。

シャンプーとトリートメントの兼ね合い

シャンプーとトリートメントはどちらか1つでは形をなさない物になってます。シャンプーで汚れを落としトリートメントを付けしばらく置いて流す。一番スタンダードな形だと思います。ですが最近はこの形が少し違って来ています。少しハイグレードなシャンプー&トリートメントになりますが、シャンプーの泡が付いたまましばらく放置して流しトリートメントは置かずに流すタイプになって来ています。

従来タイプと新たなタイプを比べてみましょう。

  • 従来タイプ
    • シャンプーで洗って流し→「トリートメントを付けて放置」→流し→仕上げ
  • 新たなタイプ
    • シャンプーで洗って「シャンプーの泡が付いたまま放置」→流し→トリートメントを付けて→流し→仕上げ

「」の部分の違いから分かるように、従来タイプはトリートメントを付けて放置、新たなタイプはシャンプーの泡が付いたまま放置と、トリートメントの油分に頼らない性質の物に変わり出しました。

トリートメントでは無くなぜシャンプーなのか、それはシャンプーの界面活性剤の働きを利用して髪の内部に濃密な栄養分を浸透させるためです。内部に浸透した栄養分は髪の芯を強くしダメージに負けない髪を作ってくれます。髪の表面ではなく髪の芯から補強してくれます。ですからブローでもカールアイロンでもスタイリングの持ちが良くなります。

それにトリートメントと違い粒子も小さく比重も軽いので仕上がりも軽い感じになります。機会があれば1度試してみるといいですね。

まとめ

  • トリートメントとコンディショナーとリンスの違い
    • トリートメント 髪に栄養分を与え状態を良くしてくれます。
    • コンディショナー 髪に必要な成分を補ってくれます。
    • リンス 髪を引きっ締め表面に膜を貼る役目をします。
  • ベタ付きの原因
    • 濯ぎが十分である。
    • トリートメントの保湿効果と油分が強すぎ残留してしまう。
    • シャンプーの洗浄力が弱いため汚れ皮脂などが落としきれていない。
    • 皮脂が残った髪の上にトリートメントを付けるので皮脂+保湿剤+油分で残留し続けてしまう。
  • シリコンの影響
    • コーティング効果でツルツル、サラサラになるが、あまり強いと髪のスタイリングがしにくくなる。
    • パーマ、カラーの薬剤をはじきパーマはかかりづらくなり、カラーは染まりにくくなる。
  • シャンプーとトリートメントの兼ね合い
    • 今まではトリートメントを付け放置していたが、ハイグレードの商品になると、シャプーの泡を付けて放置するタイプになって来ている。

巷ではシリコンは悪者にされがちですが、シリコン無しでは今のヘアーケアは成り立たないでしょう。何でもそうですが良い影響、悪い影響があります。過剰に使えば重くベタッとなってしまうシリコンですが適量使えばサラサラ、ツヤツヤにしてくれます。

それでは艶髪トリートメント習慣始めましょうね。

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